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「透明と音を掛け合わせた革新」Nothing、初のオーバーイヤーヘッドホン「Nothing Headphone (1)」発表

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ロンドン発のガジェットメーカー・Nothingは2025年7月1日(現地時間)、同社初のオーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン「Nothing Headphone (1)」を正式発表しました。透明素材を大胆に用いた独特の「透明デザイン」を継承しつつ、視覚的にも操作性にもこだわった一台です。

主な特徴

  • デザイン&操作性
    両耳カップに透明プラスチックを配し、内側の構造が見える独自スタイル。右カップには音量調整用ローラー、トラック操作用パドルスイッチ、カスタムボタンを配置。ヘッドトラッキング対応の空間オーディオや透明モード、ANC(アクティブノイズキャンセリング)など、直感的な操作が魅力です。
  • 音質・コラボレーション
    英高級オーディオブランドKEFとの協業でチューニングされており、40mmドライバーを搭載。初期設定は平坦な出音ですが、専用アプリ「Nothing X」でのEQ調整により、自分好みのサウンドが楽しめます。
  • ノイズキャンセリング&通話機能
    ANCは電車や空調音などの環境ノイズに有効ですが、騒がしい場所での通話品質は課題。通話用マイクが背景音に引っ張られるケースも報告されています。
  • 接続性とバッテリー
    Bluetooth 5.3対応(LDAC/AAC/SBC)、USB‑Cや3.5 mm有線接続にも対応。ANCオン時で最大35時間、モードオフ時で最大80時間の再生が可能。ANCオン&通話時で37時間の稼働とのことです。
  • 価格・発売時期
    米国・英国・EUでの価格は299ドル/ユーロ/ポンド。ブラックとホワイト(ダークグレー相当)の2色展開。7月4日からグローバルで予約開始、7月15日より出荷開始予定です。

$299という価格ながら、高級ヘッドホンに匹敵するANC性能と音質、透明感あるデザインを両立。独自性と遊び心を求めるユーザーには魅力的な選択肢となる一方、通話品質や好みを分けるデザインには注意も必要です。AirPods MaxやSony WH‑1000XM6などのライバルと比べ、コストパフォーマンスに優れる点も光ります。


Nothingの歩み(歴史まとめ)

  • 設立と出発点(2020–2021)
    カール・ペイ(Carl Pei)が2020年10月にOnePlusを辞任し、2021年1月にロンドンでNothingを設立。ティーネージ・エンジニアリングとデザイン契約を結び、同年2月にEssentialの資産を取得。
  • 最初の製品「Ear (1)」(2021年7月)
    初代製品は透明デザインの完全ワイヤレスイヤホン「Ear (1)」。AirPods Proに匹敵するANCと高いコストパフォーマンスで注目を集めました。
  • スマホ市場への参入(2022年)
    2022年3月、初のスマートフォン「Phone (1)」を発表。Glyphインターフェースなどユニークな機能で話題を集め、7月に発売。
  • 資金調達&製品拡充(2022–2024)
    2022年には合計約$120Mの資金調達。2023年には「Ear (2)」などイヤホンの改良版をリリース。2024年にはCMF副ブランドを通じた中価格帯製品展開や、「Phone (2)」「Phone (2a)」のリリースでプロダクトラインを拡大。
  • 業績とエコシステム強化(2024–2025)
    2024年には売上高が5億ポンド超に達し、通算売上は10億ドル超。「Phone (3a)/3a Pro」(2025年3月)を発売し、AI機能「Essential Space」を導入。そして2025年7月には、フラッグシップ「Phone (3)」とともに今回の「Headphone (1)」を初のオーバーイヤー展開として発表するまでに至っています。
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( ≧∀≦) シェアシテミル??

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