米動画配信大手Netflixは、メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)に対する買収合戦から撤退すると発表した。WBDはパラマウント・スカイダンスが提示した1株当たり31ドルの提案を「優れた提案」と評価し、Netflixに対抗策の提示期間を設けたが、Netflixは提案条件の引き上げを断念したと表明した。これによりNetflixは長引く入札競争から退く決断をした。
Netflixは昨年末にWBDのスタジオやストリーミング事業を約827億ドル規模で買収する意向を示していた。しかし、パラマウントが提示した現金中心の高額提案に対抗するための条件は財務面で魅力的ではないと判断し、交渉から手を引いたという。Netflixは今回の決定により、投資家に対して財務的な規律を重視する姿勢を示した形だ。

Netflixの買収撤退は、同社の株価が時間外取引で上昇するなど市場から一定の評価を受けた一方、エンタメ業界では驚きの声が広がっている。パラマウントはこれまでの買収戦を制する形で、巨大コンテンツ資産をさらに拡大する可能性が高まった。だが、この買収合戦を通じて、ストリーミングと legacy メディア統合に関する規制当局の慎重な姿勢も改めて浮き彫りになっている。
Netflixの撤退で一段落したワーナー買収レースは、今後パラマウントの動向と規制対応が注目される局面となった。業界関係者の間では長期的なコンテンツ市場の再編や競争環境への影響を懸念する声も聞かれる。
ネット上の声5選
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
- Netflixは財務規律を優先したという評価と、戦略的決断への賛否が分かれる反応
- パラマウントの提案が“真の勝者”とする意見が多数
- 映画・ドラマ制作現場への影響を懸念する声
- 資本力の差が今回の結果を決めたとする分析
- 今後のストリーミング競争激化を予想する声
ワーナー・ブラザースの豆知識5選(555文字程度)
- ワーナー・ブラザースは1923年に設立された米国の大手映画スタジオで、「ハリー・ポッター」シリーズや「バットマン」など多くの大ヒット作を生み出してきた歴史ある企業である。
- 現在はワーナー・ブラザース・ディスカバリーとして、映画制作に加えテレビ、ニュース、ストリーミングサービスも運営。HBO Max や CNN など多岐にわたるメディア資産を保有している。
- 同社はこれまでに複数回買収や合併の対象となっており、今回のNetflixとパラマウントによる争奪戦もその一部である。
- ワーナー・ブラザースはアニメーション制作でも知られ、「ルーニー・テューンズ」や「アダムス・ファミリー」といったクラシック作品も長年愛されている。
- スタジオは世界中に制作拠点を持ち、映画・ドラマだけでなくビデオゲームや商品ライセンス展開など多角的な収益源を有する総合エンタメ企業である。


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