アニメ「ルパン三世」のテーマ曲で知られる作曲家・ジャズピアニストの大野雄二さんが、84歳で亡くなったことが分かりました。大野さんは1977年から同作の音楽を担当し、お馴染みのメインテーマをはじめ数多くの名曲を世に送り出しました。都会的で洗練されたジャズサウンドは、アニメーションの世界に革新をもたらし、作品の代名詞として今なお世代を超えて愛され続けています。
慶應義塾大学在学中からピアニストとして頭角を現した大野さんは、ジャズ界の重鎮として活躍する傍ら、映画やCM、ドラマ音楽でも多大な功績を残しました。自身のバンド「ルパンティック・シックス」では精力的にライブを行い、80代を迎えても現役で鍵盤を叩き、観客を熱狂させてきました。その妥協なき音楽への情熱と、即興性を重んじるジャズマンとしての姿勢は、後進のアーティストにも多大な影響を与えています。
「ルパン三世のテーマ」は、歌詞のないインストゥルメンタル曲として異例のヒットを記録し、現在も吹奏楽やテレビ番組で頻繁に使用されるなど国民的な人気を誇ります。大野さんの訃報に対し、各界からは別れを惜しむ声が相次いでいます。彼が創り上げた唯一無二のメロディは、ルパンの姿と共に、これからも色褪せることなく人々の心の中で鳴り響き続けることでしょう。
ネット上の声5選
- ルパン三世の音楽は大野さんにしか作れない唯一無二の世界観だった。
- あのイントロが流れるだけでワクワクする、魔法のような名曲をありがとう。
- 最近までライブでバリバリ弾いていた姿が印象的で、訃報が信じられない。
- ジャズの楽しさを教えてくれたのは大野さんのルパン・サウンドでした。
- 日本が誇る最高の作曲家。彼の音楽は永遠に不滅です。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
大野雄二 豆知識 5選
- ルパン音楽は途中参戦だった 実はアニメ第1シリーズの音楽は大野さんではなく、山下毅雄さんが担当していました。1977年の新シリーズ(赤ルパン)から大野さんが起用され、現在のアダルトでスタイリッシュな路線の音楽が確立されました。
- 角川映画の黄金期を支えた 『人間の証明』や『野性の証明』など、1970年代の日本映画界を席巻した角川映画の劇伴も数多く手がけました。特に『人間の証明のテーマ』は、当時の映画音楽としては異例のチャート1位を記録する大ヒットとなりました。
- 異例のインストゥルメンタル・ヒット 当時のアニソンは歌詞付きの歌が主流でしたが、インストゥルメンタルの「ルパン三世のテーマ」をヒットさせたことは業界の常識を覆しました。この成功が、後のアニメにおける劇伴音楽の地位向上に繋がりました。
- 生涯現役を貫いたジャズマン 80歳を過ぎても「大野雄二&ルパンティック・シックス」などで全国を回り、年間何十本ものライブをこなしていました。ステージでは一切の妥協を許さず、常に「今の音」を追求する姿勢を崩しませんでした。
- 膨大な数のCMソング制作 「ルパン」以外にも、誰もが一度は耳にしたことがある有名企業のCMソングを数百曲以上手がけています。日本の放送文化において、彼のメロディに触れずに生活することは不可能と言われるほど多作なクリエイターでした。



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