光を求めてもう一歩、ゼルダ実写化、公開延期でさらに磨きへ / NoBoNoBoN

任天堂は、制作中の実写映画版『ゼルダの伝説』について、公開日を当初の2027年3月26日から2027年5月7日に延期すると発表しました。クリエイターでプロデューサーの宮本茂氏は、「制作上の理由で、より良い品質に仕上げるために必要な時間だ」と説明し、ファンに理解を求めました。

宮本です。「ゼルダの伝説」の実写映画は、制作上の都合により、全世界の劇場公開日を2027年5月7日に変更します。これまでお伝えしていたタイミングよりも、少し遅くなってしまいますが、十分な時間をとって、良いものに仕上げたいと思います。もう少しだけ時間をください。
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) June 9, 2025

監督は『メイズ・ランナー』や『キングダム・オブ・ザ・プラネット・オブ・ザ・エイプス』を手がけたウェス・ボール氏。彼は「シリアスかつ幻想的なMiyazaki（宮崎駿）調のライブアクション作品」を目指しており、壮大で没入感のあるファンタジー体験を標榜しています。
本作は任天堂とソニー・ピクチャーズの共同製作で、脚本は『ジュラシック・ワールド』シリーズのデレク・コノリー氏が担当。メインキャストは未発表ながら、ゼルダ役にハンター・シャーファーの名前が噂されており、その選出にはファン・業界内でも注目が集まっています。
延期後の公開日は夏の大型作品ラッシュ直前を狙ったタイミングで、アベンジャーズやスパイダーマン最新作との競合もある一方、「マリオ映画」の成功に続けとする戦略的な布石と分析されています。

『ゼルダの伝説』ハリウッド版、目指すは実写版“宮崎駿映画”「最高なものになる」と監督が約束｜シネマトゥデイ

任天堂が製作を発表したハリウッド映画版『ゼルダの伝説』の作風について、メガホンを取るウェス・ボール監督が Entertainment Weekly に語った。

今回の延期に関してSNSでは、Redditで

“Let’s not act like this is in the realm of being genuinely good….”
と冷静な声も上がる一方、業界からは品質向上のための好判断との評価もあります。
reddit.com

ハリウッド映画版『ゼルダの伝説』の作風

ディレクター：ウェス・ボール
ダークかつリアリスティックな演出が得意。同時に幻想的で詩情的な要素も追求、宮崎駿的温かみとリアル感を融合させる狙い。
ジャンル：シリアスで没入感あるファンタジー作品
ただのゲーム原作映画ではなく、観客を深い世界観に引き込むドラマ性も重視。映像効果に力を入れ、現実感あるファンタジーワールド構築に挑戦。
脚本：デレク・コノリー（Jurassic World）
ストーリーテリングとキャラクター構築に定評あり。ゼルダらしい冒険心と成長を表現する脚本が期待されます。
構造：三部作構想の可能性
PC Gamerなどにより、三部構成の計画が噂されており、壮大な物語展開を見据えた構成が示唆されています。