映画『スター・ウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスが、監督引退前に自らあと3本の続編を撮る計画だったと米CBSの番組で明かしました。2005年の『エピソード3/シスの復讐』を最後にメガホンを置いた巨匠が、ディズニー版とは異なる独自の3部作構想を温めていたという事実は、世界中の映画ファンに大きな驚きをもたらしています。
ルーカスが新たな映画制作を諦めた背景には、人生の残された時間の使い道がありました。映画制作には膨大な年月を要するため、長年収集してきた美術品や映画資料を公開する博物館の設立に専念すべく、苦渋の決断としてメガホンを置く選択をしたと本人が明かしており、情熱の対象を次世代への遺産継承へと移行させたのです。
番組内でルーカスは「やめると決めたのは簡単ではなかった。あと3本作るつもりだったが、時間が足りなくなると分かった」と告白。映画制作を退いた彼はロサンゼルスに「ルーカス・ナラティブアート博物館」を2026年9月に無事開館させ、ダース・ベイダーの衣装や名画など物語芸術の貴重なコレクションを一般公開しました。
幻に終わったルーカス版続3部作はファンにとって永遠のロマンですが、彼が時間を捧げて創り上げた博物館も映画史に残る偉大な功績です。スクリーンから美術館へと舞台を移し、物語の力を後世へと届ける巨匠の決断は、彼が生み出した銀河の叙事詩と同じく、これからも多くの人々に夢と感動を与え続けるでしょう。
ネット上の声5選
- ルーカス自身の手によるエピソード7~9がどんな物語になっていたのか、シノプシスだけでもいいから知りたい。
- 時間が足りないという引退理由は切ないけれど、80代になっても美術館設立という新たな夢を叶えたのは素晴らしい。
- ディズニー制作の続3部作も面白かったが、生みの親が思い描いていた本来の結末にはどうしても未練を感じてしまう。
- 映画の監督業に区切りをつけて、貴重な映画小道具や美術品を後世へ残す文化事業に専念した決断には敬意しかない。
- 未公開のストーリー案や初期プロットが存在するなら、いつか書籍やアーカイブの形で公開してほしい。
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
ジョージ・ルーカス の豆知識5選
- 黒澤明監督の大ファンであり、『スター・ウォーズ』の根幹に日本文化や時代劇の影響を強く反映させています。名作『隠し砦の三悪人』に登場する凸凹コンビの農民からC-3POとR2-D2の着想を得たほか、ジェダイという言葉も日本の「時代劇」が語源の一つとされています。
- 青春時代は熱狂的な車好きでプロのカーレーサーを目指していましたが、高校卒業直前に瀕死の自動車大事故に遭遇しました。奇跡的に一命を取り留めた経験から人生観が激変し、南カリフォルニア大学で映画制作を学び始め、映画監督としての道を歩む大きな契機となりました。
- 第1作『スター・ウォーズ』の制作時、監督報酬の上乗せを辞退する代わりに映画のマーチャンダイジング権(商品化権)と続編権を要求して契約しました。当時無価値と見なされていた玩具やキャラクターグッズが大ヒットを記録し、映画界のビジネス構造を一変させました。
- 自らの映画を形にするため、特撮VFXスタジオ「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」や音響規格「THX」を創設しました。さらに後の「ピクサー」となるCG部門を立ち上げるなど、デジタル撮影やCG技術の普及を先導し、現代映画の技術基盤を築き上げました。
- 映画引退後の集大成として私財を投じ、ロサンゼルスに「ルーカス・ナラティブアート博物館」を建設しました。映画の小道具だけでなく、ノーマン・ロックウェルらの絵画や漫画など「物語を語る視覚芸術」を後世に伝える一大拠点として、2026年9月に開館を迎えました。



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