初代「ドラえもん」の声を担当した大山のぶ代さんが9月29日に老衰のため90歳で亡くなったそうです。
所属事務所のアクターズ・セブンが「弊社所属俳優 大山のぶ代 儀 令和6年9月29日 老衰(90歳)のため永眠いたしました」と発表。お別れ会は「予定していません」とのこと。
1979年からテレビ朝日系で放送されたアニメ「ドラえもん」で、主人公のドラえもんの声を担当。05年に勇退するまで26年間担当し、自他ともに認める代表作となった。
2005年のドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の主要キャラクター5人と、準レギュラー陣の声優たちの同時勇退劇は見事なものでしたね!!
大山さんは、1957年に『名犬ラッシー』の吹き替えで声優デビュー。79年からは『ドラえもん』の声を2005年まで26年間務めた。
ご冥福をお祈りいたします。
藤子・F・不二雄ミュージアム「笑顔を届けて下さった」
「ドラえもん」の原作者、藤子・F・不二雄さんの作品の原画などを展示している「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」は、「“ドラえもん”として子どもたちの心に寄り添い、ともに冒険をし、笑顔を届けて下さった大山さんのご冥福を心からお祈りいたします」とホームページにコメントを掲載しました。
「しずかちゃん」担当 野村道子さん「楽しかった思い出が沢山」
大山さんと同じ時期に「しずかちゃん」の声を担当していた声優の野村道子さんはコメントを発表し、「26年間、ドラえもんで一緒だった大山さん。本当に仲良くさせていただいて、大山さんと小原さんと私の3人で旅行に行ったり、楽しかった思い出が沢山あります」と当時を振り返りました。
そして、「ここ18年くらいは、大山さんの体調もあってお会いすることが出来ませんでしたが、いつも心に大山さんへの思いはありました。お亡くなりになる前に、写真でもいいから最近の大山さんに会いたかったです。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と別れを惜しんでいました。
黒柳徹子さん「とても面倒見のよい人」
NHKの人形劇「ブーフーウー」などで大山さんと共演した俳優でタレントの黒柳徹子さんは、大山さんとの写真を自身のSNSに投稿し、「とても面倒見のよい人で、美味しいお菓子とか珍しい食べ物をスタジオに持ってきてくれたり、私がお芝居をやってる時は、毎回大勢のお友達にチケットを販売してくれて、大山さん団体様御一行という感じで劇場に観に来てくれました。芝居が終わった後に、みんなで一緒にワイワイ食事をするのが恒例でした」などと思い出をつづっています。
そのうえで「大山さんは旦那様を第一に考えて全面的に尽くすタイプで、とても仲の良いご夫婦でした。その旦那様も亡くなってしまい、大山さんはどうしてるのかなぁ?と思っていました。いつも、私に優しくしてくれて、ありがとう。今頃、天国でみんなで一緒にたくさんのお話をしていることと思います」などと感謝の気持ちをつづっています。
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