2025年3月26日、アニメーション映画『AKIRA』のサウンドトラックをリミックスしたアルバム「AKIRA REMIX」のアナログ盤がリリースされます。この作品は、原作者である大友克洋が全面的にプロデュースしたもので、既にCDとして2024年8月に発売されていましたが、ファンからの強い要望に応え、今回アナログ盤として再登場します。
「AKIRA REMIX」は、音楽プロデューサーの久保田麻琴、ピチカート・ファイヴの小西康陽、作曲家の蓜島邦明という3人の著名なアーティストがリミックスを手掛けています。彼らはそれぞれ独自の解釈で『AKIRA』の世界観を再構築し、新たな音楽体験を提供しています。
アナログ盤の制作にあたっては、芸能山城組の山城祥二がウルトラディープ処理を施したハイパーハイレゾ音源(192kHz / 24bit)をマスターとして使用。さらに、JVCマスタリング・センターの名匠・小鐵徹がカッティングを担当しています。これにより、従来のCDでは再現が難しかった超高周波成分(ハイパーソニック・サウンド)を収録し、人間の基幹脳を活性化させる効果が期待されています。
アートワークも大友克洋自身が完全監修しており、新たにデザインされたジャケットが公開されています。このジャケットは、原作の世界観とリミックスアルバムの新しい音楽性を融合させたものとなっており、ファン必見の仕上がりです。
リリース情報は以下の通りです:
- タイトル:AKIRA REMIX / 芸能山城組
- リリース日:2025年3月26日(水)
- 品番:VIJL-60353~60354(2枚組)
- 価格:8,800円(税込)
詳細はビクターエンタテインメントの公式サイトで確認できます。
『AKIRA』の概要とその歴史
『AKIRA』は、大友克洋が1982年から1990年にかけて『週刊ヤングマガジン』で連載したSF漫画です。物語は第三次世界大戦後の「ネオ東京」を舞台に、超能力を持つ少年たちの葛藤や社会の混乱を描いています。その緻密な描写と壮大なストーリーは国内外で高く評価され、漫画界に多大な影響を与えました。
1988年には、大友自身が監督を務め、同作を原作としたアニメーション映画が公開されました。この映画は、日本のアニメーション技術の高さを世界に示し、「ジャパニメーション」の先駆けとして知られています。また、独特の世界観やビジュアルは、多くのクリエイターに影響を与え、現在でもカルト的な人気を誇っています。
今回の「AKIRA REMIX」アナログ盤リリースは、原作や映画のファンにとって新たな楽しみとなるでしょう。大友克洋の監修による新ジャケットと、豪華アーティストによるリミックス音源を、ぜひアナログ盤で堪能してみてください。
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