バンダイナムコエンターテインメントが4月16日にリリースしたスマホ向け戦略RPG『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』が、公開からわずか1か月で日本国内の推定売上51億円を突破しました。これは、歴代ガンダムゲームの中でも過去最高の売上を記録したタイトルに次ぐ“2位”の実績となります。
本作は、初代『SDガンダム ジージェネレーション』(1998年発売)の最新作で、歴代ガンダム作品70作から500機以上のモビルスーツとキャラクターが登場する豪華戦略RPGです。ターン制バトルをベースに、部隊編成やスキル、戦術などを細かく操作でき、シミュレーション性が高い点が評価されています。
4月の配信開始直後からApp StoreおよびGoogle Playのダウンロードランキングでそれぞれ“首位”を獲得し、App Storeでは約5日間、Google Playでは12日間にわたってトップを維持しました。ユーザー評価も極めて高く、星5が85%、星4を含めると95%を超える高評価を獲得しています。
売上面でも際立っており、本作はバンダイナムコのスマホゲーム事業全体における収益の半分に相当するほど貢献。続く『アイドルマスター』を大きく上回る好調ぶりを示しています。
さらに、日本国内だけでなく、香港・台湾を中心とした海外市場でも人気が高く、全体売上の約30%は日本国外が占めています。こうした結果から、本作は「歴代ガンダムIPを活用したスマホゲームの中でも群を抜いた成功例」と評価され、今後の追加アップデートやイベント展開にも期待が寄せられています。
売上サマリーテーブル
項目 | 数値/内容 |
---|---|
累計売上(国内) | 約51億円(リリース後1か月) |
ガンダムゲーム歴代順位 | 史上2位 |
ダウンロードランキング | App Store/Google Play共に首位(App:5日間/GPlay:12日間) |
ユーザー評価 | 星5:85%、星4以上:95%超 |
収益シェア | バンナム全スマホゲーム売上の約50% |
海外売上比率 | 約30%(香港・台湾中心) |
ガンダムゲームの歴史
ガンダムゲームは、1979年のアニメ放送を契機にその黎明期から続き、多様なジャンルで展開されています。
- 初期(1981年頃)
『ガンダム・ゲーム PART1』(PC‐8001向け)など、ファン制作や雑誌掲載によるシューティング作品が誕生。 - 家庭用黎明期(1986年)
ファミコン向けに公式タイトル『機動戦士Ζガンダム ホットスクランブル』が発売され、公式家庭用ゲーム第1作に。 - 90年代以降—多ジャンル化
スーパーファミコンやプレイステーションで「Gガンダム」「ギレンの野望」「外伝シリーズ」など多数展開。 - 2000年代—PS2・PS3などプラットフォーム拡充
『ジオニックフロント』『ガンダム無双』『ターゲット・イン・サイト』『バトルオペレーション』『ブレイカー』など、アクションやシュミュレーション、アーケード&オンライン対応も。 - 携帯・スマホ時代(2000年代後半~)
携帯アプリ、iモード、FOMA対応作品も登場し(『Gガンダム』携帯版など)、スマホでは『ジージェネレーション』シリーズが進化。
こうして40年以上にわたり、アニメの枠を越えてジャンルとプラットフォームを拡大し続けたガンダムゲームは、スマホ最新作でもその歴史に新たな1ページを加える結果となりました。
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