キネマ旬報社と秘宝新社が、1988年公開の映画『帝都物語』の4Kリマスター化を目指すクラウドファンディングをMOTION GALLERYで開始した。映画撮影監督・中堀正夫氏の全面監修の下での4Kリマスター作業に加え、デジタル上映素材(DCP)制作、ブルーレイ/UHD BD化、そして関連上映会・試写会開催まで視野に入れた大型プロジェクトだ。募集期間は2026年3月30日23時59分まで、目標金額は1,300万円となっている。
『帝都物語』は荒俣宏の同名小説を原作に、実相寺昭雄監督が映画化した作品。帝都・東京に渦巻く怨念や陰陽師といった要素を大胆に描いた斬新な世界観が話題を呼び、魔人・加藤保憲を演じた嶋田久作の強烈な存在感も含めて長年ファンを持つ作品だ。今回のプロジェクトではリターンとしてブルーレイや特製グッズなど複数コースが用意されており、初心者から熱心なファンまで幅広く参加できる形式となっている。
目標に到達しなかった場合でも実行確約型でプロジェクトは遂行され、未達成でも主催側の資金補填によりリマスター作業や公開イベントは実施される見込みだ。こうしたファン参加型の復刻プロジェクトは、日本映画の“発掘”と評価の再定着を促す試みとして注目されている。
ネット上の声5選
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
- 4Kリマスター化の発表に対し「待っていた」というファンの歓喜の声が散見される。
- 魔人・加藤保憲や陰陽師という独特の世界観が再び高精細で見られることへの期待感。
- クラウドファンディング形式について「映画ファンの力で作品を甦らせたい」という支援表明が多い。
- 映像特典や特製グッズのリターン内容が充実しているとの評価。
- 一部では「目標金額に達するか心配」という現実的な懸念の声も上がっている。
帝都物語の豆知識 5選
- 『帝都物語』は荒俣宏が1985年に発表した同名小説が原作で、昭和東京を舞台に怨霊や陰陽師らが交錯する壮大な物語として人気を博した。500万部を超える大ベストセラーとなった背景には、歴史とオカルトを融合させた独創的な世界観がある。
- 実写映画版は1988年に実相寺昭雄監督によって公開され、荒廃した都市風景や神秘的な儀式描写を取り入れた映像表現が話題となった。当時としては斬新なビジュアルアプローチは多くの映画ファンに影響を与えた。
- 主人公魔人・加藤保憲を演じた嶋田久作は、その強烈なキャラクター性で熱烈な支持を得ており、映画史に残る“カルト的象徴”としてファンの心に刻まれている。
- 『帝都物語』は昭和後期の東京を独自の視点で描き、単なる怪奇譚を超えて都市と精神の関係性を象徴的に表現した作品として文化的評価も高い。
- 今回の4Kリマスター化プロジェクトは、オリジナル映像の修復だけでなく、映画文化の“復活”を掲げており、次世代に向けた映画資産の保存という側面でも注目されている。



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