NHKのドキュメンタリー番組『新プロジェクトX~挑戦者たち~』では、2025年10月11日(土)20:00~20:48放送回にて、家庭用ゲーム機「プレイステーション」の開発にまつわる舞台裏を特集します。
番組では、1990年代初頭、2Dゲームが主流だった時代に「リアルタイム3DCGを家庭用に」実現しようという無謀とも言えるビジョンを掲げたエンジニアたちの奮闘を描きます。組織の壁を乗り越え、技術的な難関へ挑んだ彼らの情熱が語られます。
番組には、PlayStation開発リーダー・久夛良木健、音楽プロデューサー・丸山茂雄、ソフト開発者・坂上陽三らが登場。ソニーと任天堂の間で検討された“幻の試作機”や、得意技術であった半導体部門との協業、開発の中断・再起などのドラマが取り上げられます。

また、当時ソニー内部での反対意見や、ソフトメーカーを引き入れるための苦労、ティラノサウルスの3Dデモなど起死回生の試みにも焦点があてられる予定です。
30年を経て初代PlayStation誕生の物語が、技術革新と人の物語を交えて再び語られる本特集。ゲームファンのみならず、テクノロジーや挑戦の歴史に興味ある人にも必見でしょう。
プレイステーションの豆知識
- 初代PlayStationは 1994年12月3日 に日本で発売されました。
- 初代PlayStationとその派生モデル(PS one を含む)は、2003年12月時点で累計約1.02億台を出荷。
- PlayStationはもともと、任天堂とソニーの共同企画から派生したプロジェクト「PS-X」が元になっていたという経緯があるとされています。
- コントローラは、当初のモデルにはアナログスティックがなく、後に DualShock が導入され振動機能とアナログ制御が加わりました。
- PlayStationシリーズの成功を受け、後継機の PlayStation 2(2000年発売)は家庭用ゲーム機の歴史の中で最も多く販売された機種の1つとなりました。



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