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パックマン仕様の『Atari 2600+』登場

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1980年代のゲーム文化を象徴する家庭用ゲーム機「Atari 2600」が、最新技術と人気キャラクター『パックマン』とのコラボで再登場する――そんなニュースが話題になっている。バンダイナムコとAtari社のコラボレーションにより生まれた Atari 2600+ パックマンエディション が、予約受付中である。

この特別モデルは、『パックマン』の45周年を記念して企画されたもので、単なるレトロ復刻機ではない。元来のAtari 2600デザインを踏襲しつつ、 HDMI出力USB電源方式、および複数の画面表示モードなどを備え、現代のテレビ環境にも対応できる仕様となっている。さらに、カートリッジスロットは オリジナルのAtari 2600および7800のソフトと互換性 があり、当時のタイトルをそのまま楽しめるのが大きな魅力だ。

付属ソフトには、『パックマン』シリーズの2本(PAC-MAN 2600版と7800版)を1本の “ダブルフィーチャー” カートリッジに収録。これにより、過去の名作を楽しむだけでなく、パックマンそのものを手軽に味わえる内容となっている。コントローラーには、クラシックな操作感を残しつつ ワイヤレス化 された “CX-40+ ワイヤレスジョイスティック(パックマン仕様)” が採用されており、接続の煩わしさも軽減されている。

本体の寸法は縦186 mm × 横278 mm × 奥行75 mm。同梱物としては、上記カートリッジとワイヤレスジョイスティック、HDMIケーブル、電源・充電ケーブル ×2、さらには DB9 & USB ドングルなどが含まれる。発売価格は税込で25,300円。発売予定は 2025年11月下旬。また、エビテンでは限定特典として “ATARIロゴのアクリルキーホルダー(約高さ70mm)” が付属する(なくなり次第終了/デザイン変更の可能性あり)とのこと。

このプロジェクトは、往年のファンには懐かしさを、新規ユーザーにも手軽な“レトロ体験”を提供する狙いがある。特に、オリジナル機器とのソフト互換性を維持しつつ、使いやすさを現代化するアプローチは、過去と現在を自然につなぐ橋渡し的な意義を持つと言えよう。数量限定の可能性も高いため、関心があるなら早めの予約を検討したい。


Atari 2600の豆知識

  1. 元々の名称は Atari VCS(Video Computer System)
     1982年11月まで “Atari VCS” として販売され、その後 “Atari 2600” に改名された。
  2. ROMカートリッジ方式を普及させたハード
     それ以前の据置型ゲーム機は内蔵ソフト型が多かったが、Atari 2600 はソフト差し替え式を一般家庭に広めた。
  3. “スペースインベーダー”の移植がターニングポイントに
     家庭用移植した『スペースインベーダー』の成功により、2600の売れ行きが大きく伸びた。
  4. 《パックマン》移植版は評価が低かった
     2600版の『パックマン』は移植品質が劣り、多くの批判を受けた。実際には大量に制作されたが、予想を下回る販売に終わった。
  5. ソフト容量は初期に2 KBが標準だった
     初期タイトルは 2 KB(キロバイト)という小容量で、その後 4 KB、8 KB、さらには16 KB まで拡張されたソフトも存在するようになった。
  6. 「アタリショック」と業界の混乱
     過度なソフト供給と質の低いタイトルが市場に氾濫し、北米の家庭用ゲーム産業が大きな打撃を受けた「アタリショック(1983年のゲーム市場崩壊)」の一因とされる。
  7. 生産終了は1992年1月1日
     公式には 1992年1月1日をもって Atari 2600 シリーズの生産が終了したとされる。
  8. 全世界で約3,000万台出荷
     市場での成功も大きく、同機はおよそ 3,000万台を出荷したとされている。
  9. 日本では「Atari 2800」という形式で発売
     日本市場向けには、若干デザインを改めた “Atari 2800” というモデル名で輸入販売された。
  10. プログラミング上の戦い「電子走査ビームと競う」
     当時のプログラマは画面表示に使われる CRT の走査線(電子ビーム)とタイミングを競うような制限下で、極限の効率化技術を駆使していた。この挑戦を描いた著作『与電子束赛跑(Racing the Beam)』などもある。
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