2025年、日本の映画市場は記録的な盛り上がりを見せ、年間の興行収入は2744億5200万円と統計開始以来の最高を記録した。邦画が2075億6900万円を占め大きな比重となり、公開本数は邦画694本、洋画611本、合計1305本となった。
興行収入10億円以上のヒット作品は邦画38本、洋画12本と前年より増加した。『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』や『国宝』『名探偵コナン 隻眼の残像』などのアニメ・実写作品が市場を牽引したほか、洋画でも『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』や『モアナと伝説の海2』などが堅調に興収を伸ばした。興行収入上位作品は多様なジャンルから生まれ、映画館への集客力を示した年となった。
■興行収入10億円以上の作品(興収は2026年1月時点★=上映中)www.oricon.co.jp
【邦画】
1:劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(391.4億円★)
2:国宝(195.5億円★)
3:名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)(147.4億円)
4:劇場版『チェンソーマン レゼ篇』(104.3億円★)
5:はたらく細胞(63.6億円)
6:劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』(52.9億円)
7:8番出口(51.7億円)
8:映画ドラえもん のび太の絵世界物語(46.1億円)
9:映画「グランメゾン・パリ」(42.0億円)
10:機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(36.2億円)
11:劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師(33.5億円)
12:劇場版ドクターX (32.8億円)
13:爆弾(31.6億円★)
14:ファーストキス 1ST KISS(28.8億円)
15:映画 ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- (26.4億円)
16:366日(25.8億円)
17:ブラック・ショーマン(24.0億円)
18:映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ(23.6億円)
19:秒速5センチメートル(23.0億円)
20:#真相をお話しします(21.2億円)
21:劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」(20.9億円★)
22:劇場版「トリリオンゲーム」(20.5億円)
23:劇場版うたの☆プリンスさまっ♪TABOO NIGHT ×××× (19.8億円)
24:ドールハウス(19.1億円)
25:フロントライン(17.1億円)
26:TOKYOタクシー(16.5億円★)
26:栄光のバックホーム(16.5億円★)
28 :アンダーニンジャ(15.9億円)
29:近畿地方のある場所について(15.6億円)
30:劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク(15.0億円)
31:MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN (14.2億円★)
32:『もののけ姫』4Kデジタルリマスター(12.8億円)
33:映画キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ! (12.0億円)
34:KING OF PRISM -Your Endless Call- みーんなきらめけ!プリズム☆ツアーズ(11.8億円)
35:沈黙の艦隊 北極海大海戦(11.5億円)
36:35年目のラブレター(10.8億円)
37:劇映画 孤独のグルメ(10.3億円)
38:事故物件ゾク 恐い間取り(10.1億円)
【洋画】
1:ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(52.8億円)
2:モアナと伝説の海2(51.7億円)
3:ジュラシック・ワールド/復活の大地(49.0億円)
4:マインクラフト/ザ・ムービー(39.4億円)
5:ウィキッド ふたりの魔女(35.4億円)
6:リロ&スティッチ(33.9億円)
7:ライオン・キング:ムファサ(22.5億円)
8:F1/エフワン(21.3億円)
9:教皇選挙(11.5億円)
10:キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(11.4億円)
11:サンダーボルツ*(11.3億円)
12:スーパーマン(10.3億円)
ネット上の声5選
(※引用ではなく、Web上で目立った論調・感想をまとめたものです)
- 「鬼滅の刃が歴代級の記録を打ち立てたのは納得の結果」
- 「実写邦画の『国宝』が歌舞伎題材でここまでヒットするとは思わなかった」
- 「洋画は前年より増えたとはいえ、まだ邦画人気の勢いが強い」
- 「アニメ作品の継続的な人気が映画館動員を支えている」
- 「ヒット作が多く、久しぶりに劇場通いが楽しかった」
日本映画製作者連盟の豆知識 5選
- 設立と役割:一般社団法人日本映画製作者連盟(映連)は1945年に設立された映画制作・配給大手企業による団体で、日本映画産業の統計資料作成や映画産業の健全発展を目的に活動している。会員には東宝・松竹・東映・KADOKAWAなどが名を連ねる。
- 統計発表のタイミング:映連は例年1月末に前年の映画産業に関する「全国映画概況」統計を発表し、興行収入や入場者数、公開本数など主要データの動向を示している。
- 映画公開本数の推移:2025年の映画公開本数は1305本に達し、邦画と洋画の両方で前年から増加。邦画694本、洋画611本といずれも前年を上回り、作品供給量の増加が見られた。
- 興行収入のシェア:2025年の興行収入では邦画が約75.6%を占め、洋画は約24.4%と邦画の市場シェアが大きい傾向が続いた。これは邦画ヒット作の多さを反映した結果でもある。
- 入場者数の動向:2025年は入場者数も前年比130.7%増の1億8875万人に達し、映画館への来場者が大きく伸びた年となった。これは映画館動員の回復やヒット作品への高い関心を示している。


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